こんにちは。
本日は、遠賀川多自然魚道プロジェクトの
報告をさせて頂きます。


担当は前回に引き続き、M2秦となります!


本プロジェクトの対象地は
遠賀川河口堰魚道および周辺の高水敷であり、
「川と海をつなぎ、魚たちがのぼりやすく、生き物も人も集う魚道」
を目標とした多自然魚道の設計を行っています。


下は、施工前の対象地の写真です。


なお、本プロジェクトをブログで扱うのは初めてなので、
概要については、以下を参考にしていただけると幸いです。
・環境研 遠賀川多自然魚道プロジェクト
・遠賀川河川事務所 河口堰魚道改良基本構想と遠賀川への提言


さて、今回は生憎の雨の中、現場確認に訪れたのですが、
芝生も貼られ、施工もかなり進んでいました。


また、こちらは土留め・安全管理のために打ち込まれた杭です。

杭の高さには差をつけることで、
「潮の干満」により違う見え方をするようになっており、
環境学習への活用も期待しています。


一方こちらは多自然魚道の様子です。

現在は海側である下流のみ施工がされており、
上流側の河川とは繋がっていないため、多くのゴミが溜まっていました…。
流れ着いたり、利用者の捨てたゴミの問題は、今後の検討課題です。


なお、施工は2012年度まで続く予定であり、
植栽計画、環境教育への活用、安全管理...など
検討事項はまだ多くあります。


今回の現地確認を通じて、
「プロジェクトに携わり、考えて、議論したことが実際に形になる」
ということへの喜びを再認識するとともに、
これからも責任感を持って、全力で望みたいと感じました。