【レポート】Visited our study site with students from USM, Malaysia

30th January 2020
マレーシア科学大学の皆さんを、巡り坂池と遠賀川魚道公園にご案内しました。
 
We visited Megurizaka pond park and Onga fishway park where our lab designed. Professor Keitaro Ito and I explaned the design and nature restoration process.
Now our buss is headding to Dazaifu for cultural sightseeing.
Tomomi
 

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「環境保全と生態工学」最終プレゼンのお知らせ

 
大学院講義「環境保全と生態工学」では、環境保全に関する考え方や生態工学に基づいた環境保全技術について、グループワークとディスカッションを通した受講者の主体的な学びに取り組んでいます。
本年度の最終プレゼンでは、5つのグループがポスターセッションを行い、「グリーンインフラ」、「生態系サービス」をキーワードに、北九州市の様々な対象地を想定した提案を行います。
皆様のご参加をお待ちしております。
【日時・詳細】
日時:2020年2月5日(水)16:20~18:50
場所:九州工業大学 戸畑キャンパス教育研究1号棟 2階リフレッシュスペース
担当教員:伊東啓太郎教授、須藤朋美助教、TA:飯川裕基(M2)、長谷川逸人(M2)
【各グループのテーマ】
グループA「若松洋上風力ウィンドファームのグリーンインフラとしての活用」
グループB「グリーンインフラ×三六商店街×クラインガルテン
グループC「九州工業大学戸畑キャンパス内の遊歩道整備」
グループD「紫川流域における治水を目的としたグリーンインフラの提案」
グループE「板櫃川を対象とした人と生き物の共生を目指した地域住民が親しみを持つ多自然川づくり」
【お問い合わせ・参加申し込み】
環境デザイン研究室 修士2年 飯川裕基
 
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【ご案内】ふくつの自然を学ぶ連続講座2019 海岸マツ林から考える自然と人のかかわり

 
こんにちは、「ふくつの自然を学ぶ連続講座 海岸マツ林から考える自然と人のかかわり」のお知らせです。
今回学ぶのは「海岸マツ林」の環境です。
福津市の海岸マツ林は先人によって植樹され、生活の中で利用されながら大切に守り・育てられてきました。しかし、人との関わりが薄れ利用が減少したことにより、海岸マツ林の環境が劣化してしまいました。今では海岸マツ林の環境が再生されつつありますが、誰がどのように再生に取り組んでいるのでしょうか。本講座では、私たちが海岸マツ林から得られる恵みと環境・取組の現状を学び、ふくつの海岸マツ林をこれからどのように守り育てていくかを考えます。
添付しているポスターをご確認の上、ぜひご参加ください。
日時:2020年2月2日(日) 13:30~15:40
定員:30人
参加費:無料
講師:
伊東啓太郎教授(九州工業大学環境デザイン研究室)
鎌田磨人教授(徳島大学生態系管理工学研究室)
朝波史香さん(徳島大学生態系管理工学研究室)
廣渡策生さん(福間地域郷づくり推進協議会)
松崎俊一課長(福津市うみがめ課)
柳田壮真(九州工業大学環境デザイン研究室)
主催:ふくつ環境トラスト運営協議会(福津市うみがめ課、九州工業大学環境デザイン研究室)
オーガナイザー:伊東啓太郎教授(九州工業大学環境デザイン研究室)
マネジメント:須藤朋美助教、飯川裕基、長谷川逸人、柳田壮真、古賀亜希子、欧静寧(九州工業大学環境デザイン研究室)
 

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【ご案内】ふくつの自然を学ぶ連続講座2019 冬鳥を探しに津屋崎干潟へ!


こんにちは、「ふくつの自然を学ぶ連続講座 冬鳥を探しに津屋崎干潟へ!」のお知らせです。津屋崎干潟は様々な生きものが暮らす重要な自然環境です。冬には世界で4400羽しかいないクロツラヘラサギが渡ってきます。今回の講座では、冬に津屋崎干潟に飛んでくる鳥類についてフィールドワークを通して学びます。干潟の冬鳥を観察しながら、干潟の環境について考えてみませんか?添付しているポスターをご確認の上、ぜひご参加ください。
日時:2020年1月19日(日) 10:00~12:00
対象:小学生以上
定員:25名
参加費:無料
講師:河野紀美子さん(NOP法人ふくおか湿地保全研究会)
主催:ふくつ環境トラスト運営協議会(福津市うみがめ課、九州工業大学環境デザイン研究室)
オーガナイザー:伊東啓太郎教授(九州工業大学環境デザイン研究室)
マネジメント:須藤朋美助教、飯川裕基、長谷川逸人、柳田壮真、古賀亜希子、欧静寧(九州工業大学環境デザイン研究室

 

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【レポート】10th ICLEE 2019 (International Conference on Landscape and Ecological Engineering)

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 10月31日~11月2日にソウル国際大学、壇国大学にて開催された10th ICLEE 2019に、Shwe Yee Lin(D3)、長谷川逸人(M2)が参加しました。本大会のテーマは「Resilient city responding to changing environment」でした。韓国・台湾・日本・中国から約60名の方が3日間のプログラムに参加しました。
 学会1日目は、ソウル国際大学にてZhu Weihong先生(延辺大学)から中国・北朝鮮・ロシアの国境に生息するトラのモニタリングの研究について、橋本禅先生(東京大学)から環境シナリオの1つPANCES (Predicting and Assessing Natural Capital and Ecosystem Services) projectの紹介と国内での事例についてKeynote lectureがありました。その後、ソウル大学の学生の案内によるキャンパスツアーに参加し、ソウル国際大学の図書館や、屋上庭園、学内で販売している蜂蜜の巣箱などを見学しました。

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 学会2日目は、柴田先生(京都大学)とKim先生(壇国大学)から開催のあいさつがあった後、Kuitert Wybe先生(ソウル国際大学)からIUCVでも提案されているNature Based Solutionsについて、夏原先生(名古屋大学)からは里山環境における生物多様性と水田の機能を中心とした生態系サービス、農法の違いによる生物多様性への影響について、Ho Lichih先生(Tunghai大学)からはAIによる景観評価について、一ノ瀬先生(慶応義塾大学)からは、熊本県阿蘇地域における地域循環共生圏プロセスについて発表がありました。午後からはポスターセッション、口頭発表が行われました。口頭発表は3つのセッションに分かれ、私とリンさんはSession1「Ecological and social sustainability」にて発表に臨みました。長谷川からは、“Green Infrastructure Management for Biodiversity conservation of Satoyama landscape in Fukutsu, Japan”(福津市里山環境を対象とした生物多様性保全を目的としたグリーンインフラマネジメント)というタイトルで発表いたしました。生態系サービスの変遷に着目して地域の方々へのインタビュー調査やワークショップの解析を行い、里山環境をグリーンインフラとして保全していくための協働の仕組みについて述べました。リンさんからは“Urban children’s play environment in Myanmar and Japan”(ミャンマー及び日本の都市における子どもの遊び環境)というタイトルで発表を行い、ミャンマーの旧首都であるヤンゴンの小学生を対象としたアンケート調査に基いて発表を行いました。本大会においてリンさんは、口頭発表賞を受賞されました 。

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 学会3日目は、水原市にてエクスカーションが行われました。エクスカーションでは、Gwanggyo Lake ParkとSuwon Hwaseong(水原華城)を訪れました。Gwanggyo Lake Parkは韓国最大の湖水公園で、里山の植生が残された都市緑地です。周囲は高層マンションの建設が急速に進められており、湖水公園は生物の生息環境としてだけでなく多くの人々が利用できる公園として機能していました。Suwon Hwaseongは18世紀に水原市の中心部に建造された要塞であり、場内を走る観光列車に乗って全体を見学することができました。

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今回は私(長谷川逸人)にとって初めての国際学会での口頭発表でした。今回のICLEEでは、私と同じように初めて国際学会の場での口頭発表に取り組んだ学生の方も多く、挑戦しやすい機会だったと思います。国際学会は国内外、別のフィールドでご活躍されている先生方や学生の皆様に自分の研究を見ていただくだけでなく、また直接意見交換を行うことができるため、とても勉強になる機会です。準備を進めてくださったICLEEスタッフの皆様、当日の誘導や案内などしてくださった韓国の学生の皆様にお礼申し上げます。また、学会発表に向けてご指導いただいた伊東先生、須藤先生、リンさん、韓国で研究のお話とソウル市内のご案内をしてくださった徳島大学の鎌田先生、朝波さん、重ねてお礼申し上げます。ありがとうございました。今回の学会での反省点を活かし、次回の学会での研究発表に臨みたいと思います。
(文章:長谷川逸人)

 

【案内】ふくつの自然を学ぶ連続講座2019 上西郷川に行ってみよう!川の自然再生と生き物講座

こんにちは、「ふくつの自然を学ぶ連続講座」のお知らせです。
今回の講座は、「上西郷川の生態系を守る川づくりや人々との関わり」をテーマに、多自然川づくりに取り組む専門家の先生や地域の方と一緒に上西郷川を見学します。上西郷川で行われてきた自然再生や地域の子どもたちと行っている取り組みについて学び、これからの上西郷川について一緒に考えませんか?詳細はポスターをご確認の上、ぜひご参加ください。
日時:2019年12月17日(火) 9時30分~11時30分
場所:福間南郷づくり交流センター(南しよっとセンター)、上西郷川
参加費:無料
講師:林博徳 准教授( 九州大学大学院環境社会部門 流域システム工学研究室)、大嶋正紹さん( 上西郷川日本一の郷川をめざす会)
主催:ふくつ環境トラスト運営協議会(福津市うみがめ課、九州工業大学環境デザイン研究室)
オーガナイザー:伊東啓太郎教授(九州工業大学環境デザイン研究室)
マネジメント:飯川裕基、長谷川逸人、柳田壮真、古賀亜希子、欧静寧(九州工業大学環境デザイン研究室)
 

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【レポート】

ふくつの自然を学ぶ連続学習講座2019

「たべる!あそぶ!大峰山探検-里山とつながる豊かな暮らし-」

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2019年10月27日(日)に福津市大峰山にて「たべる!あそぶ!大峰山探検-里山とつながる豊かな暮らし-」を開催いたしました。今回の講座は、①「探検の時間」:大峰山を歩きながら植物について知る②「食べる・遊ぶ時間」採ってきた植物を食べたり草木染め体験を通して遊ぶ③「考える時間」1日を通して学んだこと、発見したことを地図作りで共有する、という3つのステップで構成されていました。当日は天気にも恵まれ、市内外の子どもから大人まで約30名が参加し、大峰山に生育している植物について楽しみながら学び、これからの大峰山と暮らしのつながりについて考えることができました。

 

まず、渡公民館にて九州工業大学環境デザイン研究室の伊東啓太郎先生から、福津市の自然環境の現状や2014年から福津市役所と協働で取り組んできた第2次福津市環境基本計画・生物多様性ふくつプランの策定・実践のプロセスと本講座の趣旨説明、講師紹介をしていただきました。その後、大峰山の地図とインスタントカメラ(チェキ)を持った参加者たちは、大峰山に移動しました。

 

「探検の時間」

今回の講座で一緒に大峰山を歩き、大峰山の植物や生活の中での利用のされ方を教えてくださった先生は真鍋徹先生(北九州市いのちのたび博物館)です。真鍋先生は伊東先生が博士後期課程の頃からの共同研究者で、森林生態学をご専門にされている先生です。真鍋先生からは、大峰山に生息している植物の特徴や生活の中での利用、食べられるのか食べられないのか、似た植物との見分け方などを教えていただきました。中でも特徴的な樹の1つに、マテバシイがあります。大峰山に生えているマテバシイはまっすぐの木ではなく1つの株から何本にも分かれて木が生えています。マテバシイのどんぐりを食べながらマテバシイの樹形の秘密について、参加者みんなで考えながら山歩きを続けました。山頂付近では、ヤマイモのムカゴを発見しました。食べるととても美味しいムカゴですが、実はヤマイモが繁殖するためのクローンだそうです。ほかにもたくさんの植物について詳しく教えていただき、参加者は地図にメモをとったり、チェキで写真を撮ったりしていました。

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真鍋徹先生のお話を聞く様子

「食べる・遊ぶ時間」

食べる・遊ぶ時間の先生は周藤和美さんと須藤朋美さんです。周藤和美さんは、Little Yardというお名前の流木作家で、大峰山で歩きながら見つけたアオキ、ドングリの殻斗(帽子)、クズを使って草木染めをレクチャーしてくださいました。参加者がそれぞれ染める布に模様をつけ、染液の中で煮込みました。布を染めている間に山歩きの中で見つけた、子どもたちの遊びについて九州工業大学の須藤朋美先生からお話がありました。子どもたちは設定されていない空間の中で、持ち上げたり、飛び越えたり、投げたり、自分の身体に合った遊びを見つけながら山歩きをしていました。

 

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草木染めに使う媒染液の準備

「考える時間」

考える時間では、暮らしの問屋の古橋範朗さん、三粒の種の木村航さんのファシリテーションによって地図作りを行いました。山歩きの中で参加者が撮影した写真やとったメモをもとに、大峰山の情報を見える化していきます。参加者は、山歩きで学んだことを1枚の地図に書き込んでいきます。どんな場所に生えていたか、植物の形の特徴、食べられる、食べられない、おいしい、おいしくない、など様々な情報が地図に書かれていきました。子どもたちは、山で採ってきた枝木や実を直接地図に貼り、1枚の大きな地図が完成しました。最後は完成した地図をみんなで囲み、木村さんのガイドによって、もう一度大峰山の植物探検を頭の中でシミュレーションしました。完成した地図は、みんなの縁側王丸屋に飾っていただいています。

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参加者全員で情報を共有し探検マップを作成

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完成した大峰山の探検マップ

大峰山は、地域の人々が生活の中で利用することによって豊かな自然環境・生物多様性が維持されてきた里山です。生活スタイルが変わり、暮らしの中で自然資源を利用する機会が減った今、モウソウチクの拡大や植生遷移の進行などにより暗い森になっています。そこで大峰山では、地域の人々が里山の新しい価値を見出し、モウソウチクマテバシイの手入れをする仕組みづくりが行われています。今回のように、大峰山のことを楽しみながら知り、今後の暮らしとのつながりについて考える機会や、地域の人々が手入れに関われる機会を今後もつくっていくことが大切だと思います。

文章:長谷川逸人

 

【マネジメントメンバー】

環境デザイン研究室:伊東啓太郎教授,須藤朋美助教

          修士2年 飯川裕基,小池拓也,長谷川逸人,栁田壮真,

                                    修士1年  塩手健斗

          学部4年  古賀亜希子

                                     研究生      欧静寧

暮らしの問屋:古橋範朗さん

三粒の種:木村航さん

みんなの縁側王丸屋:冨永透さん

Little Blue:周藤和美さん